今や主婦の私にとってバレエ鑑賞はチケット代が高く、
思うように劇場には行けませんが、
好きなカンパニーの公演やダンサーの公演があると頑張って出かけております。
火がついたのはかれこれ20年前にシルヴィ・ギエムのビデオを観てからです。
今まで知っていたダンサーとは全く違ってプロポーションの良さ、
クラシックもコンテンポラリーもどちらも凄いこと、身体能力、
イザベル・アジャーニにも似た顔立ちなどひっくるめて魅了されました。
東京バレエ団と共に必ず踊っていたボレロ。
もう、何回観たことでしょう。
ボレロと言ったらジョルジュ・ドンですが、
女性ではギエムが一番だと勝手に思っております。
中盤からいつも心の中で終わらないで〜と叫んでいます。
昨年、久しぶりに観ることができましたが、素晴らしかった。
今年の12月で引退を表明しておりますが、
舞台上のギエムを観ることが出来なくなるのは本当に寂しいです。
さらにギエムのボレロの次に好きなのが首藤康之氏のもの。
こちらも東京バレエ団在籍の頃から引退まで何度か観ました。
ベジャールからお墨付きをもらって踊るボレロは
首藤さんの魂の叫びを感じることができ、
興奮が伝わってきます。また観たいな〜。
引退してから、ロミオとジュリエットを男性ばかりで演じる舞台を観ましたが、
私は踊っている首藤さんがやっぱり良くてその舞台は退屈でした。ごめんなさい。
あと、プリセツカヤも素晴らしかった。
当時70過ぎで踊る肉体と美しさ。特別な方ですね。
マイケルクラークが来日したときの公演も素晴らしかったな。
同じ列に桃井かおりさんがいてヒューヒューと、かけ声を素敵にかけていました。
かっこ良かった。
マシューボーンのSWAN LAKEも首藤さんの時に観ることができ、
非常にラッキーでした。
季節もののくるみ割り人形などはやはりクリスマスのムードが高まり、
エンターテイメント感があります。
大好きです。