バレエというと少女漫画の王道で、私はその昔山岸凉子先生の
「アラベスク」で洗礼を受けました。
不器用なノンナがプリマへと成長して行く過程。
ジゼルやシルフィードへの憧れ。もう、夢中でした。
だけど今は手元に残っていません。
もう一度読みたい。
その後、有吉京子先生の「Swan」に。
こちらはもっと絵が少女漫画らしくて人気がさらに高かったように思います。
そして数年前に山岸先生の「テレプシコーラ」を読み始めてから
子供のように次の巻が出るのが待ち遠しくて、
すっかりはまってしまいました。
埼玉に住む少女のバレエストーリーですが、コンクールのことやレッスン風景、
コリオグラフィーにまでとても細かく専門的で飽きさせません。
少女も成長の中に姉を亡くしたり、大変な悲しみに遭遇しながらも
ローザンヌまで進んで行くという・・・。
山岸先生の絵も魅力的ですが、一筋縄ではいかない
ちょっとミステリアスなストーリーなど
昔少女の大人向けとでもいいましょうか。
バレエ漫画の礎を作り、さらに磨きをかけている山岸先生、凄いです。