ビーグル犬のこと

このブログのタイトルにもなっているバニラdays。
バニラとは17年一緒に過ごしたビーグル犬の名前です。
北海道から飛行機に乗って大きなケージにちょこんと座って送られてきたバニラ。
それはそれは元気でいたずらな甘えっ子のオスのビーグル犬でした。
散歩が何より好きで、よく歩きました。短いコースだと家に着いてもぴゅんと後戻り。
何度追いかけたことか。
雷が嫌いで家に入れてくれとガラスをかりかりして窓がスリガラスになってしまったこと。
何か感じて怖いときは膝の上に乗ってきて「ワン」と感じる方向を見て吠えて、私たちまで恐怖だったこと。
おやつのジャーキーを絶対にばくつかないで優しくくわえること。
布団の中に入れてくれとガリガリされたこと。
兄の部屋を兄が出かけてから自分の部屋のように使っていたこと。
思い出が無数にありますが、面白い犬でした。
小説にも〜勘の鋭いビーグル犬のような〜などの表現をされ、人間に近い感覚ということでかわいそうなことに動物実験に使われてしまう犬種の様です。
表情が豊かで何でもわかっているような感じではありました。
後に同じ犬種で捨てられ、会社の寮で保護され、貰い手を探していたノンちゃんと気が合って、夫婦になりました。
ノンちゃんも小振りで可愛い犬でしたが、お行儀がちょっと悪く、辛い思いをしたせいか人が大勢いる賑やかな場所は怖がりました。
バニラはノンちゃんと会うまではどんな犬にもご挨拶をしにいく根っからハッピーな性質の犬でしたが、つがいになった途端それが変わりました。守らなきゃと思ったのでしょうか。
ノンちゃんとの間には4匹の子犬が生まれました。小さいけれどちゃんとビーグルの3色が出ていてとても可愛いらしく、それぞれもらわれていきました。賑やかな毎日でした。

ビーグル犬のこと2

兄が結婚して、妹が結婚して、最後まで残った私が犬係でした。
出かけても散歩の時間を気にする日々。
犬で生活が回っているような感じでした。
私が結婚する時にバニラの具合が悪くなり、獣医さんに診てもらっても原因がわからず、本当に心配しました。
結婚後も実家の隣に住むことができ、状況が変わらないことを知ったのか、バニラも普通に戻りました。一体あれは何だったのでしょう。今でも不思議。
息子が生まれた年にノンちゃんが亡くなって、おじいさんになったバニラはそれでも散歩が大好きで散歩を休むことはほとんどありませんでした。

ビーグル犬のこと3

息子が2歳の時は歩幅を合わせて歩いてくれました。
息子が3歳の春に静かに亡くなりました。
最近、バニラの夢を見ます。不思議な感じの夢。