薄曇りの水曜日、春に六義園へ行った面子で昭和記念公園へ出かけました。
黄色く色づいた銀杏並木に迎い入れられて園内に入ると、
草月流の「はずむ、はじける」をテーマにした企画展が開催されており、
友人が手がけた作品もあり、鑑賞することができました。
広い園内のどこにあるのかと心配でしたが、すぐに出会えてラッキーでした。
自然の素材で組んだり編んだりとダイナミックです。
しばらく見入り、さらにコスモス畑を目がけて歩きます。
途中、大きな大きなヒマラヤ杉の枝に
球果がたくさん立っている姿が小さなフクロウのように見えて
かなりユニークで、足を止め撮影しました。
球果の鱗が乾いておちると松かさになるそうです。
しばらく歩いて広大な原っぱに出ると、一画に黄色いコスモス畑が!
なんて可愛らしいんでしょう。
こんな夢のようなお花畑は初めてでした。
風にそよぐ姿もうるわしくて、しばらくみとれてしまいました。
次はコスモスの丘へ。
こちらはピンクのゾーン。
これまた美しくて、丘の上から、下から、と場所を変えて眺めます。
限りなく白に近いピンク、濃いピンク、
ザ・ピンク、ピンクの種類もさまざま。
圧巻でした。
メインのコスモスも楽しめましたが、
他にも販売される前の品種のダリヤも栽培されており、珍しく、優雅な姿でした。
季節ごとに花を愛でる慣習はとても日本的でいいことだと
歳を重ねるごとに感じます。
園内には小さな子供達、お年寄りがたくさんおりましたが、
記念撮影をしている時の表情は老いも幼きも同じようにいい笑顔でした。
イチョウの木を見上げるとたわわに銀杏がなっていました。
すっかり堪能して公園から出、伊勢丹裏のエミリー・フローゲで
お茶をして一息つきました。
こういった時間がまたいいのです。私はモンブランを選びました。
今シーズンの初めて。
軽くて香ばしいモンブランでした。
昭和記念公園のコスモスまつりは11月の上旬まで開催されているようです。